AI×プロの職人技で実現する短納期制作|「母性経営塾」Webサイト構築実績
2026年5月18日、「母性経営塾」の公式Webサイトが公開されました。
このプロジェクトは、私にとってこれまでとは少し違う挑戦でした。開講まで残り1か月という超短納期の中で、最新のAIツール「Claude Design」を全面的に活用しながら、プロデザイナーとの連携も取り入れ、新しい制作スタイルを実践した事例として、プロセスを丁寧にお伝えします。
出会いと、Webサイト制作以上の関わり
「母性経営塾」を主宰される松前兼一氏との出会いは、私がボランティアでお手伝いをしている「おけの会」(鎌倉マインドフルネス・ラボの宍戸幹央氏、翻訳家・著述家の大野百合子氏 共同創設)のイベントでした。
㈱アイウィルビー代表取締役であり、一般社団法人母性経営研究所の代表理事でもある松前氏は、「母性経営」という哲学を経営の世界に社会実装していくという、大きなビジョンを持っておられます。
イベントを機に何度かお会いし、お話を伺った時間は数時間に及びました。「母性経営」とは何か、感性論哲学の後継者として歩んできた松前様の半生、「母性経営塾」に込める思い。その言葉のひとつひとつが、深く、力強く、私の心に刺さりました。
何よりも、あたたかい光を放つ松前氏の存在自体が母性経営そのものだと感じました。
そのご縁から、「母性経営塾」のWebサイト制作をご依頼いただくことになりました。そして制作にとどまらず、塾の事務局としての運営サポートも担わせていただくことになり、LiB.Designにとっても、新しい伴走の形が生まれました。
開講まで1か月。超短納期への挑戦
ご依頼をいただいた時、第1期「母性経営塾」の開講日(2026年6月4日)まで、残りおよそ1か月でした。
集客については、松前様が既にお声がけをしておられたため、サイトの主な目的は「受講予定者や検討中の方に、講座の内容を正しく・丁寧に届ける」こと。期限が明確に設定されていたわけではありませんが、一刻も早い公開が必要なことは明確でした。
一方、ギルドメンバーの稼働状況を確認すると、全員が別案件で手が埋まっている状況。今回は私が全工程を担当すると決めました。
それが、このプロジェクトでAIを全面的に活用することになった最大の理由です。
最新AI「Claude Design」をフル活用した制作プロセス
今回初めて実際のクライアントプロジェクトで、Claude DesignとClaude Coworkを組み合わせた制作フローを実践しました。
昨年夏頃からClaude Codeでの実験的なWeb制作は行っていましたが、「実際のプロジェクトで本番投入するタイミング」を見極めていました。Claude Designがリリースされたことで、「今回がその機会だ」と判断しました。
実際のAIワークフロー
まずGeminiを使ってリサーチと下調べを行い、情報の全体像を整理。次にClaude Coworkで企画・構成・テキスト原稿の執筆、そしてClaude Designへの指示文(プロンプト)の作成まで進めました。
その指示文をClaude Designに一気に読み込ませてデザインを生成。驚いたことに、Claude Coworkが「完成形に近いもの」まで自律的に作り上げてしまいましたが、デザインのクオリティとしてはClaude Designの方が優れていたため、メインの制作はClaude Designで進め、最後の10〜15%の微調整をClaude Coworkが担うという役割分担になりました。
最終的には、Webデザインの約70%をClaude Designが、残り20%の調整をClaude Coworkが、そして、最後の最後、メインのファーストビューの画像は人間である弊社のアートディレクター櫻井が担当する形で完成しました。
制作期間は週末・夜間の作業で約3週間。日中の時間を集中的に使えば、実質的な作業時間は1週間〜10日程度の工数です。この中には、松前様とのフィードバックのやり取り、特別講師の方への内容確認と修正対応なども含まれています。
AI任せにしないクオリティ。最後を仕上げるプロの目と手
やはり、すべてをAIに委ねることはできませんでした。
サイトの「顔」となるファーストビュー(メインビジュアル)のコピーとデザインについては、私自身が最初に制作を試みました。しかし仕上がりを見て、「プロデザイナーの域には達していない」と率直に感じ、LiB.Designのアートディレクター・櫻井裕美子に制作を依頼しました。
「AIで簡単にWebサイトが作れる時代」と言われますが、現場でクライアントの制作を日々行っている立場からすると、最終的な訴求力の差は、人間のプロの目と手によってつくられると改めて確信しました。
特にファーストビューは、訪問者が0.3秒で「見る」か「離れる」かを判断する場所。ここだけは、AIの生成物に磨きをかけるプロデザイナーの仕事が不可欠でした。
制作以外の周辺作業もワンストップで対応
今回のプロジェクトでは、Webサイト本体の制作以外にも、さまざまな作業が発生しました。
レンタルサーバーの契約・設定の確認、母性経営塾のメールアドレスの設定、オンラインツールFormspree(https://formspree.io/)を使ったお問い合わせフォームの受信設定。これらすべてを、一つひとつ情報を集めながら対応しました。制作そのものよりも、周辺の設定・調整作業に時間がかかったというのが正直なところです。
こうした「地味だけど確実に必要な作業」を、クライアントの負担なく進めることも、LiB.Designの伴走のスタイルです。
「母性経営塾」サイトについて
今回制作したのは、第1期「母性経営講座」の受講生集客を目的とした縦スクロール型のランディングページです。1枚ページで仕上げるつもりが、もっと丁寧に説明したいとう欲求から、「母性経営について」や特別講師紹介ページを追加で作成し、全8ページを追加作成。
「凛然(りんぜん)ミニマリズム」をコンセプトに、余白と静謐感で「母性」の世界観を表現しました。スクロールするにつれ「哲学の入口 → 物語との共鳴 → 行動(申込)」へと感情が動く導線を設計し、受講料33万円という高額講座にふさわしい格調と温かみの両立を目指しました。
本講座は松前兼一様による6回の本講座に加え、新井和宏氏(株式会社eumo代表)・大久保寛司氏(人と経営研究所代表)・感性論哲学の創始者・芳村思風氏ら日本最高峰の探究者たちが集うプレミアム講座も含む、全13講座の構成です。
「母性経営塾」サイトはこちらからご覧いただけます → https://iwillbe.co.jp/bosei-keiei/
AI×人間らしさが共存する、これからのWebプロデュース
「AIで簡単にWebサイトや画像が作れる」そう世間では言われます。しかし現場の感覚としては、まだまだ人間の目と手が必要な箇所はたくさんあります。
そしてAIを正しく機能させるためには、AIに何をどう指示するか、というディレクション力と知識・スキルが不可欠です。ツールを知っているだけでは使いこなせない。今回のプロジェクトは、その実感を深める経験でもありました。
LiB.Designは、AIと共存しながら、人間にしか出せない言葉とデザインを探究し続けます。クライアントのWebサイトに「人間らしさ」を吹き込むことで、事業の厚みと深みを表現する。それが、私たちのWebプロデュースのあり方です。
今後は、独自ドメインの取得、CMSの導入など、母性経営塾サイトのさらなるバージョンアップも予定しています。
Webサイトの制作・リニューアルについてご相談のある方は、お気軽にご連絡ください。


